3Lは、チームが顔を合わせて“はたらく”場を再定義しました。
館内には、チームが活発に議論を交わすための場所や
個人ワーク用の集中スペースはもちろん、
見る人の感性を刺激する巨大な壁画や館内に飾られたアート作品や、
目的に応じて姿を変える未来の会議室空間など、
創造性を開放させるためのしくみが揃っています。
洗練されたデザイン家具や植栽をはじめ、集中して議論を交わすことのできる会議室、プロトタイピングを実現するラボ、偶然の出会いをうながすカフェ&バーなど、個人が快適にワークを行うだけではなく、それらが連続して繋がっていくことで、生産性だけではない、チームの創造性が発揮される場所になることを目的に設計されています。
3Lは創業者の息吹や精神を後世に残すため、施設の構造や素材を継承する「再生建築」という方法でリファインされました。解体時の素材をリサイクルしたり、あえて完成させずに未来にアップデート可能な余白を残すなど、過去と未来をつなぐようなしくみが施されています。
元体育館に設置された不定形の起伏ある丘は、チームがまるでキャンプをするようなイメージで、日々のミーティングを行うことができます。別棟からも活動の様子が一望できるこの大きな空間は、ピッチイベントやワークショップなど、チームが社会価値を生み出すような重要なプロジェクトを成し遂げるために必要な活動のために用意されています。
チームの創造性を開放するために、3Lでは自然やアートを感じながらリラックスできる心地よい空間があります。
BOX横にある巨大な壁画もそのひとつです。反射板によってキラキラと輝く光は、様々な個性を見せる人間にとりひとりの輝きを象徴しています。そしてそれらが線によって繋がることで、チームとして起源から未来をつないでいく様を表現しています。聖地の象徴としての時空をつなぐアートが、見る人の感性を刺激します。
3L内に全部で5つ存在するアートは、点字が逆文字となってガラスの中に閉じ込めらています。触れることはできない点字が夕暮れや朝の光が直接あたるときにだけ、その壁に映し出された影となり、「コミュニケーション」の手段に少しだけ近づきます。
見えないものを見ようとする行為、答えのないものを考えようとする行為、これこそが人間が持つ素晴らしい能力のひとつだと考えています。
3Lは、新しいことに取り組み、まだ見ぬ何かを成し遂げようとする行為は、“はたらく”という行為に通じるものがあると考えています。
RICOH PRISMはチームの創造的な「気持ち」を高める、まったく新しい空間です。リコーの「”はたらく”に歓びを」を実現するための創造性創発価値プロトタイプの第一弾として、ここ3Lで生まれました。
これまでの仕事に求められてきた生産性の追求が高いレベルで一般化した未来において、新たに求められる価値こそが創造性であると考えています。そのチームでの限りない創造性を引き出すためにつくられた専用の空間がRICOH PRISMです。
この空間では、光がチームの感情や考えを映し出し、その時々にぴったりの音がムードを盛り上げます。香りや触感まで駆使した緻密な空間演出が脳細胞を刺激し、一人一人の想像力を高め、集団としての創造力を拡張します。
Zai Nomura
HIROYUKI TANAKA ARCHITECTS
TANK
COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY
Hiraku Suzuki 鈴木ヒラク